先日、「オンラインイベントの普及」について考察してみたが、
今日は、オンラインとオフラインのイベントは、人間の五感から見て違いがあるのかを考えてみました。
■人間の五感
ご存じの通り、五感があります。
「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」です。
それぞれの観点からでは?と感じたので考えます。
※以降、「オンラインイベント=ON/E」「オフラインイベント=OF/E」と定義します。
■「視覚」
ON/E:見える
OF/E:見える
見えるということについてのみ考えると、特に違いはありません。
スマホの画面は小さいですが、PCモニターで見れば十分な視野は得られます
■「聴覚」
ON/E:聞こえる
OF/E:聞こえる
これも違いはありません。聞こえづらければボリューム上げればいい話。
音の違いはスピーカーの違いであって、イベントによる違いではありません。
■「嗅覚」
ON/E:嗅げない
OF/E:嗅げる
初めて違いが出ましたね。
テレビやラジオと同等なので、匂いはOF/Eの勝利です。
■「触覚」
ON/E:触れない
OF/E:触れる
同じく、現場に行かないと触れません。
■「味覚」
ON/E:味わえない
OF/E:味わえる
同様ですね。
その場に行かないと食べれないものがあります。
まとめると、
という、図になります。
「嗅げて、触れて、味わえる」特性を持ったイベント・・・。
ラーメン博や物産展などの飲食イベントが五感に特化できるイベントということになりました。
結果的にON/EとOF/Eでは、
「物産展以外のイベントはオンラインでいいんじゃない?」
と言う人が増えるという事です。
極端な例ですが・・・。
■ところが
この五感に足りないものがいくつかあります。
それが、「体感」「空気感」ですね。
実はこの2つもOF/Eでないと感じることのできないものです。
「聴覚」
音は耳で聞くものですが、身体で感じることも重要視するものでもあります。
空気感も同様ですね。
目にも見えず、触ることも出来ないものを人は大切にしています。
英語は「Atmosphere」ですが、ちょっと感覚が違う気もします。
誰もが感じるこの空気感をON/Eで出せるような仕組みが欲しくなりますね。
ところが、その空気感をうまく利用したのが、「オンライン宿泊」
利用者は「行きたくなった!」という感想になるようです。
利用者目線のカメラを旅館の方がアテンドするという、空気感の作り方。
作り方次第では、この空気感は出せるのではないかと思います。
■まとめ
結果的にこのような表になります。
ON/EとOF/Eの差別化を図る必要性が今後必ず出てくると思います。
企画の段階で、「これはオンがいい?オフがいい?」という悩みです。
「どっちもやっちゃえ」なのか「差別化を図るためにオフだけにしよう!」というやりとりですね。
イベントを行う中で、どのようにコンセプトを考えていく必要があるのか。
そのポイントの1つとして、「七感」も気にしておくことが大切ですね。
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