すいません。。。今回はただの個人的興味本位です。
ほぼ役に立ちませんが、オタク要素がある方は読んでください。
専門学校で講師をしている時、学生の話を聞いていると、結構な割合でオタクが多く存在していました。
1990年代に「宅八郎」というオタク評論家がテレビに出始めてから「オタク」という単語が一般的になってきましたが、その流れは時と共にニュアンスを変えながらも現在に残っています。
イベントの仕事をしていると本当に知識の深い人達と会うことがあります。
「知識人」「専門家」と呼ばれる人達は表舞台でスポットライトを浴びていますが、オタクはまだそれほどスポットライトは浴びてません。
■専門家とオタクの境目はどこだろう？
私はオタクが大好きです。
何かを話す時の熱い眼差し、誰よりもそれを愛している気持ち、他の人がどのような評価であってもブレない心。本当に素晴らしい！
「マツコの知らない世界」という番組は本当に良いオタク番組です。
今の学生は気軽に「オタク」という単語を使い、それをポジティブにもネガティブにも使い分けます。しかし、やはり周りを気にして「その専門的な萌え知識と熱意」を表に出そうとはしません。「オタクは秘めるからこそオタクである」と言わんばかりです。
講義の中で「オタクの人、手を挙げてください」と言うと、ほぼ手が挙がりません。
でも、個別に話をすると「◯◯が大好きなんです！」と熱弁します。
私は未だに専門家とオタクの違いが分かりません。
「職業にしているから」、「評価を得ているから」というのは外的要素であって、その人達の心の中にある「萌え要素」の違いが分からないんです。
評価をもらう前の専門家は何だったのでしょうか？
また、オタク的要素を持った人は何という肩書なんでしょう。
人間国宝＞受賞者＞職人＞専門家＞知識人＞オタク＞ライトオタク＞興味＞無関心
これでいいのでしょうか？
ぜひ赤入れをお願いします。
■イベントとオタク
オタクの集まりを俗に「オフ会」や「集会」と呼んでいますが、イベントは、「規模のでかいオフ会」のように思えています。
メディアの中でも特殊性のあるイベントは、「興味のある人」が集まる「オフ会」です。
ゲームイベントにはゲームオタクが。
アニメイベントにはアニメオタクが。
スポーツイベントにはスポーツオタクが。
ビジネスセミナーにはビジネスオタクが。
興味がなければイベントには来ませんし、そもそもその情報を入手しません。
情報が目に飛び込んできてもスルーしてしまいます。
みなさんが、街ナカのポスターを見る時、興味のないポスターにどれだけ注目してますでしょうか。
イベントは結局どれも、「オタクの集まり」です（極論w）
■オタクだからこそ
イベントには「コンセプト」があります。「根底」でもあり「大黒柱」でもあります。
イベントを作る際には必ず必要となるものですが、オタクの心の中にも「譲れないもの」があります。
何かを創る時には「コンセプト＝譲れないもの」がとても大切です。
オタクでない人が創るものはそれがぼんやりしてしまい、関連があればそれでいいと思ってしまう可能性があります。
オタクだからこそ譲れないものを表現できると思っています。
だからこそ、イベントを創る人には「オタク要素」が必要だと思っています。
専門学校の講義で上記の話をした上で、「オタクになれ！オタク要素を前面に出してこい！」と言うと、何とも言えない反応が返ってきます。
まぁ、そりゃそうだと思います。。。
でも、授業後のアンケートに「オタクになれ！と言われて、確かにそうだと感じました！」という感想ももらったことがあります。
これを読んでいる人の中にもみんな、オタク要素が大なり小なりあると思っています。
オタクは素晴らしいことだし、どんどん前面に押し出して欲しいと思います。
情報過多のこの時代に「特化する」ことは非常に難しいことですし、学生のうちに「選択する」ことは勇気のいることだと思います。
大人からは「やりたいことを探そう」とか「夢を見つけよう」と言われますが、私達オヤジが若い頃に比べて選択肢の多さは何百倍もある中で、学生は迷子になってしまうこともあるでしょう。
ちょっとした興味を持つことで、ハマっていけば、きっとそれがオタク要素の源だし、夢のカケラだと思います。
オタク要素がある人は、どんどんそれを掘り下げていき、どんどん前面に出しましょう！
もし、まだ何を探していいか分からない人は、このブログも参考にしてみてください。
写真引用
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