今日は「やりたいこと」について、一歩踏み込んでお話しようかと思います。
以前「やりたいことが見つからない」という記事を書きましたが、ちょっとした出来事があったので、改めて「やりたいこと」について考えていきたいと思います。
■やりたいことを見つける?
私の娘がこんなことを言っていました。
「友達が「明日着る服も決められないのに、やりたいことなんて決められない」って言ってたよ」と。
面白い発想だし、今の学生という立場の意見が集約されているように感じます。
やはりやりたいことを見つけるっていうことはとても難しいことなのかもしれません。
以前の記事では「興味を持つ方法」をテーマにして書きました。
そのためにどのような行動をすることが良いのかという話でしたが、
今回はメンタル面から考えてみたいと思います。
先程の話を娘から聞いた時、
「やりたいことは見つけるんじゃなく、探すものじゃないの?
お前はやりたいことを探す行動をした?」と聞きました。
娘は??となっていましたが、その違いはちょっとした言葉のニュアンスなのかもしれません。
でも、そこには大きな違いがあると思っています。
やりたいことは自然と見つかるものではないと思います。
学生の中には「日常生活を送っている中でやりたいことが見つかる」と考えている人がいるのかもしれません。
日常の中でやりたいことが見つかるのが最も幸せなことかもしれませんね。
でも、今、「やりたいことが見つからない」と言っている人は、あなたの日常生活の中ではきっとやりたいことが落ちていないんだと思います。
それでは、日常生活の中でやりたいことが見つからない人はどうしたらいいのでしょう。
単純に考えれば「あえて、日常生活からはみ出した行動をする」のが良いことでしょう。
「家の中で、ワクワクするものが見つからない」と言っている人には、みなさんはどのようなアドバイスをしますか?
まずは、「外に出ましょう」とアドバイスをすると思います。
学生や若者にアドバイスをする、一般的に、大人の意見としては、
下記のように伝えると思います。
【興味がある ⇢ やってみる ⇢ 楽しい ⇢ やりたいと思う】
これはある意味正解です。
やってもいないことをやりたいと思わないですから。
しかし、その前に、もう少しアクションが必要だと思います。
【無理矢理やってみる or やらされる ⇢ 今までにない感想が出る
⇢ いいか悪いかは別として深さを知る ⇢ ”やったことある”に変わる
⇢ 興味がある ⇢ やってみる ⇢ 楽しい ⇢ やりたいと思う】
これくらいの感じ方が必要なのではないでしょうか。
今はネットの時代です。何でも調べられ、動画で知ることができます。
だからこそ足りないのが”実感”です。
ネットでも動画でも”やったことがある”には決して変化しません。
今の学校では「アクティブラーニング」という授業が増えています。
「積極的(アクティブ)に学ぶ(ラーニング)」です。
このアクティブには積極的という意味と「活動的」という意味もあります。
ネットでほとんどの知識を入手できる時代だからこそ、文部科学省も知識偏重な授業よりも「アクティブな学び」が大切だということを改めて大切だと教えたいのかと思います。
あなたの日常エリア、日常行動にはもう、あなたが興味を持つものは落ちていません。
日常から外れた”アクティブ”な行動範囲、行動パターン、活動が必要なのではないでしょうか。
知らない街に行く、知らない人に合う、知らない体験をする・・・
「知らない」というキーワードが「日常外」とイコールになります。
そのためにもあなたの日常を考えてみましょう。
学校、遊び、バイト、部活。。。それ以外の「非日常」に必ず興味が落ちています。
やってみてつまらなければ次を探せばいいんです。
知らない雑誌を読みましょう。
知らない道を歩きましょう。
親と「興味」について話しましょう。
友達と知らない街を歩きましょう。
あなたの「知らない」があなたの「大切なもの」に変わる瞬間が必ずあります。
イベントは「日常の中の非日常」と言われます。
どうぞ、イベントにも出かけてみてください。
そこで、目を輝かせている人たちと同じことをやってみてください。
「見るだけ」ではきっと物足りません。
【無理矢理やってみる or やらされる ⇢ 今までにない感想が出る
⇢ いいか悪いかは別として深さを知る ⇢ ”やったことある”に変わる
⇢ 興味がある ⇢ やってみる ⇢ 楽しい ⇢ やりたいと思う】
を、改めて行動してみませんか?
「やりたいことは見つけるんじゃなく、探すものじゃないの?
お前はやりたいことを探す行動をした?」
Comments