top of page
執筆者の写真イベント業界.com

イベント業界アカデミー 第1回<イベント業界って>



時々、少し講義のような形で「イベント業界アカデミー」と称して、長めのブログを

書こうと思います。

1回目の本日は、イベント業界とはどのようなものかを簡単にご紹介しようと思います。


「イベント業界」と聞いてどのようなイメージを持つだろうか。

私は大学を卒業した時からイベント業界にどっぷりとつかってしまっていて、業界を知らない人達がどのようなイメージを持っているのかもう分からない。


「イベント」というものは非常に大きな括りです。

イベントの種類は非常に多彩で、様々な業界・業種で行われています。

みなさんが「イベントってどんなものがありますか?」と聞かれて、パッとイメージされるのはどのようなものですか?


音楽のフェス、大きな公園で行われる○○フェスティバル、ビックサイトなどで行われる展示会、コンテストなどでしょうか。

イベントというものは特に定義されているものではありません。

ただし、「日常から常に行われているもの」ではないことは確かです。

学校の運動会や文化祭、アプリゲームのイベントなど、日常ではないからこそ多くの人達がその瞬間を楽しめるものだと思っています。

しかしイベントは毎日のように色々な場所で行われていますので、もはや日常になっていると思います。

そのため、イベント関係の会社は毎日色んな所で仕事をしています。


さて、このサイトをお読みになる方はイベント業界に少し興味のある方だと思いますので、掘り下げてご紹介できればと思います。


まずは、「イベント会社」というものは存在するかというと、業界内では存在しません。「イベント会社」は最も大きな枠組みなので、業界内で話をする時は、もう1段階下の分類で話をします。


それが、下記のような業種です。

・広告代理店

・制作会社

・施工会社

・音響会社

・照明会社

・映像会社

・特効会社

・運営会社(派遣会社)

・警備会社

・リース会社

・電気工事会社

・水道会社

・ごみ処理、清掃会社

・イベントスペース、ホール

・旅行代理店

・運送、配送会社  その他多数。。。。


上記の会社が「イベント会社」かと言われると、そうでもないです。

というのも、売上のほぼ100%がイベント関係で成り立っているかというと、そうでもないんです。


例えば施工会社。

施工会社はイベント会場のハード面を担当します。

イベントのステージやテントを組んだり、机や椅子などの備品をセッティングしてくれます。下記の様なイベント会場は施工屋さんのお仕事です。








しかし、一方では百貨店や店舗の内装を行ったりします。

「百貨店や店舗の内装=イベント」ではないですよね。


また、運送会社。

イベントは何もない会場に色々な物を運んでこなければなりません。

イベントのみで仕事になっている運送会社は「イベント関連」と呼んで良いでしょうが、

宅配が9割で、手が空いた時にイベントの仕事もしている。という会社も多いでしょう。


イベント業界に就職をしたい人は、その会社のメイン業務がイベントなのか、それ以外なのか、見極める必要があります。

また、どんなイベントを行っているのかも重要ですね。

「車業界のイベントが8割」だったり、「展示会仕事が7割」だったり。

車業界のイベントがやりたいと思っても、「うちの会社は全くやってません」という会社もあるでしょう。

その会社がどの業界を得意としているのかは、その会社に確認しないと分かりません。


イベント業界の会社とは、

「イベントを売上の一部として商売を行っている会社」という考え方が出来ます。

その割合は会社によって大きく分かれるでしょうし、「イベント」の捉え方次第で変わってきます。


私の会社(イベント制作会社)ではイベントの売上は9割位だと思います。

その他は、チラシを印刷したり、名刺を作ったり、商品を販売したりと、

イベント周辺の仕事ながらイベントではない部分もあります。


「イベント業界に就職したい」という学生は多いのですが、

「どんな仕事がしたいの?」と聞くと答えに詰まってしまいます。


多くの学生は「アイドルと関わりたい」とか「ジャニーズの仕事がしたい」と、

実は「音楽業界」を希望している学生も多いです。

音楽業界、テレビ業界と関わりも深いイベント業界ですが、実は違う業界です。自分がどのような仕事がしたいのか、それはどの業種なのか、大学の就職課では細かな部分まで教えてくれる所は少ないでしょう。


「音楽業界のイベントがやりたい」と言われると、音楽業界に就職したほうが良い場合もあります。


イベント業界に就職する利点の1つとしては、「多種多様な業界のイベントが出来る」というメリットがあります。

音楽業界、アニメ業界、車業界、バイク業界、子供業界、医療業界・・・・

「○○業界のイベント」に全て携われるのはやはりイベント業界だからこそ。


なので、イベント業界に就職したいという方は、ぜひ「どの業界のイベントがやりたい」のかを考えることが就職への第一歩かと思います。

イベント業界とは、イベント業界だけで成り立っているものではなく、他の業界のイベントを作り上げる会社の集まりという考え方を持っていただければ良いと思います。


もちろん、やりたい業界の仕事ばかりかというとそうでもありませんが、興味のない業界のみではつまらないですよね。


ぜひ、柔軟な形を取っているイベント業界を掘り下げていただけると嬉しいです。

実際の業種の内容については別の記事で書いていこうと思っておりますので、ご期待ください。



閲覧数:211回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page