みなさん、こんにちは。
今日のイベント業界アカデミーは、音響について。
本来であれば、しっかりとした知識を持ってお話しするところなのですが、
専門知識がなさ過ぎて、サワリだけになります。
と、言いますのも、音響会社で働いたことがないからです。
そのため、今日は「制作会社から見た音響」という視点になります。
ご了承ください。。。
もし間違いがありましたら、ご指摘ください。
今後、本職の方の意見も取り入れつつ、業界紹介をしていきたいと思いますので、まずはサワリだけを読みつつ、雰囲気をつかんでいただければと思います。
■音響会社
俗に「PAさん」と呼ばれますが、「PA=Public Address」の略です。
「Address」には「演説」という意味があります。
つまり「公衆演説」なんですね。
ヒトラーが演説をする際に、拡声装置を使ったことから来ているという説があります。
まぁ、単純に言えば、マイク+スピーカーということになりますが、これがまた奥深い。
音は全く目に見えないものです。それをどう"うまく"伝えていくのかという技術が、音響さんの本質です。
音→マイク→ミキサー→アンプ→スピーカー→来場者 という流れの中で、
良い音を伝えるためにマイクからスピーカーまでのエリアを担当します。
音は空気の振動ですが、その振動をそのまま伝えることは出来ません。
音を電気信号に変換してスピーカーで音に戻していることになります。
■マイク
ダイナミックマイク、コンデンサマイクなどの種類があり、それぞれに良さがありますが、イベントでよく見るのはダイナミックマイクです。
SHURE(シュアー)というメーカーのSM58(通称ゴッパー)が良く使われています。
そもそも、マイクメーカーは何十社もあり、有名なところがシュアーやオーディオテクニカ、そしてゼンハイザーなどですね。
もう、なんだそれ?という声も聞こえそうですが、まだ入力の段階ですよ。
メーカーにより特性があり、どのような状況で使われるのか、音響さんはそれを考えてマイクを選びます。イベントではさほど本質的なものはないのですが、やはり音楽業界になると一気に深みに潜ります。
マイクは1本1万円程度の物から30~40万円というマイクまでピンキリです。
ノイズが出る出ない、どの周波数帯が拾いやすい、柔らかい・固い、指向性の違い・・・
などなど、本当にチョイスするということですら、素人には出来ません。
なので、素人としてこれは絶対に覚えておきましょう!
“マイクを叩くな!!”です。
スイッチが入っているかどうかを確認するのに、マイクをポンポン叩く人がいます。
本当に困ります。絶対にやめましょう!!
スイッチが入ってるかどうかは、声を出して確認してください。
マイクは空気の振動を電気信号に変える装置が中に入っています。
空気の微妙な振動を受け取る装置は本当に繊細です。小声ですら受け止めるその振動装置は、声を受け止めるための装置であって、振動と共に爆音を出す「ポンポン」はマイクにとって大声よりもさらにはるかデカイ衝撃です。
大事なことは二度言います。
“マイクは叩くな!!”
■ケーブル
さて、マイクの次はアンプに入るところなのですが、その前にマイクとアンプをつなぐケーブルがあります。
ケーブル?大事なの?となる若手もいるかもしれませんが、“大事です!”
寿司屋が包丁にこだわるのは当然ですが、砥石にもこだわるのと同様です。
こちらもメーカーが色々あります。
オーディオテクニカ、カナレ、ベルデンなどがあります。一般的には「XLRケーブル」、または「キャノンケーブル」と呼ばれるケーブルが使われることが多いですね。
「XLR」という呼び名が一般的です。キャノンというのは、アメリカの「キャノン社」という会社が開発したからです。「宅配便・宅急便」と同じ感じですね。
ちなみに「キャノン」はカメラ屋さんではありません。別会社です。
このケーブル類も数千円~数十万円というピンキリになっています。
ホント素人には差が分かりませんが。。。
なので、素人として、これは絶対に覚えておきましょう!
“ケーブルを踏むな!!”です。
また、マイクと同じようなことですが、歩く時にケーブルをガツガツ踏む人がいます。
本当にやめてください。そして、物をケーブルの上に乗せないでください。
ケーブルはゴムで巻かれているため、多少の衝撃は吸収しますが、ゴムで巻かれているからこそ、どこが断線しているのか分からないんです。そのため、電気信号が来ないとなると、どこが原因なのか探さなければなりません。
大事なことは二度言います。
“ケーブルは踏むな!!”
長くなりそうなので、続きは次の授業で。。。
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