みなさん、こんにちは!
今日は、「パーテーション」についての講義です。
業界の人は誰もが知っている「パーテーション」
そんなパーテーションに関する基礎知識を覚えていきましょう。
■パーテーションって?■
もう私達にとっては「パーテーション」(言い方がひとそれぞれ…パテーション、パーテ)」など)は、身近過ぎて、一般の人がどれくら知っているのかが分からない。。。
なので、一応、0から説明します。(知ってる人は飛ばしてください)
「パーテーション=間仕切り」のことです。
といっても、様々な種類があるので、簡単にご紹介。
・チェーンパーテーション(ポールパーテーション)
・ベルトパーテーション(ベルトインパーテーション)
画像を出したいところなのですが、著作権の関係で出せません。
(1枚1枚、許可を取ればいいのですが…しかも、フリー素材はない!)
知らないパーテーションがあれば、リンクをクリックして確認ください。
唯一見つけたのが、ベルト(イン)パーテーション。こちらです!
みなさんも、見たことはあるのではないでしょうか。
よくイベント会場や、ショッピングモールの抽選会場などに並んでいますよね。
これが、通称「ベルト(イン)パーテーション」と呼ばれているものです。
様々な場面でパーテーションは使うことになりますので、名称は覚えておくと便利です。
■待機列の並べ方■
一直線などで仕切る場合はさほど問題ないのですが、今日は待機列を作ってみましょう。
チェーンパーテや、ベルトパーテーション(俗称:チェーンパー/ベルパー)などが使われます。
慣れていないスタッフに「並べておいて」と言うと、意外と並べられません。
ちょっとしたコツがありますので、下記を覚えておきましょう。
皆さんは、列に並ぶ時に、パーテーションがどのように並んでいるのかは気にしたことがないと思います。
上から見ると当たり前のような並びになるのですが、いきなり出来る人はあまりいません。
簡単に言うと、
①並べる全体幅を確認する
②出入口がどちら側にくるか確認する
※上記で言えば「入口と出口が逆側」ですね
③縦・横の配置数は同一
ここでのポイントは、
「出入口が逆の場合は、列数は”奇数”となる」ということです。
大したことではないんですが、現場に行くと出来ない人が多いんです。。。
入る側、出る側を気にしてください。
入る側、出る側を逆にしたい場合は必ず奇数です。
逆に、
出入口が同一方向であれば”偶数”です。
また、パーテーションの列数は「待機列+1」になります。
ベルトパーテーションでも、チェーンパーテーションでも、基本としては、
1スパン2m程度です。
チェーンパーテーションはいくらでも広げられますが、効果的なスパンは2m程度かと思います。(現場ではもっと長くして、パーテーション数を節約しますが…)
■収容人数の計算■
ある範囲内に来場者が並んだ場合、どの程度の人数が入るのかは重要なポイントです。
その計算方法として、下記のような考え方があります。
来場者に「並んでください」と言うと、通常、人は前の人との間隔に余裕を持ち、
人と人の中心間隔は約800mm(80cm)になります。
「少し詰めてください」というと、約600mm(60cm)程度です。
これ以上は他人と詰めたくない距離になります。
上記のことから、通路の距離が50m合った場合、下記の計算式になります。
待機エリア総距離 ÷ 通常の人間隔 = 待機エリア収容人数
50m ÷ 0.8 = 62.5名
つまり、50mの距離に来場者が並んだ場合、通常間隔で62名が並ぶということです。
これは、かなり余裕のある並び方なので、詰めて並んだ場合、
50m ÷ 0.6 = 83.3名
詰めた状態で約83人が並ぶことになります。
この距離感覚を覚えておけば、ざっと計算は出来ますし、
2列・4列の並び方は、単純に2倍・4倍すれば出ることになります。
前の人と本人の距離間隔を把握している人はあまりいませんので、便利かと思います。
■まとめ■
大して役に立たない情報ですが、
「このスペースでどれくらい人が並ぶの??」っていう疑問を持つ方は多いです。
その際に、どの部材を使い、どの程度の人数が並ぶのかを理解していると、話がスムーズに進みます。
他にも観覧スペースの計算などもありますが、それはまた別の講義でお話します。
運営協議を行う際には必要な知識になりますので、施行屋さん、運営さん、制作会社は理解しておきましょう。
結構難しいですよね。今度、千葉県の夢の国に行ったら、ぜひとも素晴らしいパーテーション構築をご覧ください。
ホント素晴らしいですよ。あの並び、ショートカットの作り方、ファストパスとの棲み分けルート計算・・・う〜ん感動します♪
写真引用
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