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執筆者の写真イベント業界.com

イベント業界アカデミー 第15回 <音響①>

更新日:2020年5月1日


みなさん、こんにちは。

今日のイベント業界アカデミーは、音響について。


本来であれば、しっかりとした知識を持ってお話しするところなのですが、

専門知識がなさ過ぎて、サワリだけになります。

と、言いますのも、音響会社で働いたことがないからです。


そのため、今日は「制作会社から見た音響」という視点になります。

ご了承ください。。。

もし間違いがありましたら、ご指摘ください。


今後、本職の方の意見も取り入れつつ、業界紹介をしていきたいと思いますので、まずはサワリだけを読みつつ、雰囲気をつかんでいただければと思います。



■音響会社

俗に「PAさん」と呼ばれますが、「PA=Public Address」の略です。

「Address」には「演説」という意味があります。

つまり「公衆演説」なんですね。

ヒトラーが演説をする際に、拡声装置を使ったことから来ているという説があります。


まぁ、単純に言えば、マイク+スピーカーということになりますが、これがまた奥深い。

音は全く目に見えないものです。それをどう"うまく"伝えていくのかという技術が、音響さんの本質です。


音→マイク→ミキサー→アンプ→スピーカー→来場者 という流れの中で、

良い音を伝えるためにマイクからスピーカーまでのエリアを担当します。


音は空気の振動ですが、その振動をそのまま伝えることは出来ません。

音を電気信号に変換してスピーカーで音に戻していることになります。



■マイク

ダイナミックマイク、コンデンサマイクなどの種類があり、それぞれに良さがありますが、イベントでよく見るのはダイナミックマイクです。

SHURE(シュアー)というメーカーのSM58(通称ゴッパー)が良く使われています。

そもそも、マイクメーカーは何十社もあり、有名なところがシュアーやオーディオテクニカ、そしてゼンハイザーなどですね。

もう、なんだそれ?という声も聞こえそうですが、まだ入力の段階ですよ。


メーカーにより特性があり、どのような状況で使われるのか、音響さんはそれを考えてマイクを選びます。イベントではさほど本質的なものはないのですが、やはり音楽業界になると一気に深みに潜ります。

マイクは1本1万円程度の物から30~40万円というマイクまでピンキリです。

ノイズが出る出ない、どの周波数帯が拾いやすい、柔らかい・固い、指向性の違い・・・

などなど、本当にチョイスするということですら、素人には出来ません。


なので、素人としてこれは絶対に覚えておきましょう!


“マイクを叩くな!!”です。

スイッチが入っているかどうかを確認するのに、マイクをポンポン叩く人がいます。

本当に困ります。絶対にやめましょう!!


スイッチが入ってるかどうかは、声を出して確認してください。

マイクは空気の振動を電気信号に変える装置が中に入っています。

空気の微妙な振動を受け取る装置は本当に繊細です。小声ですら受け止めるその振動装置は、声を受け止めるための装置であって、振動と共に爆音を出す「ポンポン」はマイクにとって大声よりもさらにはるかデカイ衝撃です。


大事なことは二度言います。

“マイクは叩くな!!”



■ケーブル

さて、マイクの次はアンプに入るところなのですが、その前にマイクとアンプをつなぐケーブルがあります。

ケーブル?大事なの?となる若手もいるかもしれませんが、“大事です!”

寿司屋が包丁にこだわるのは当然ですが、砥石にもこだわるのと同様です。

こちらもメーカーが色々あります。

オーディオテクニカ、カナレ、ベルデンなどがあります。一般的には「XLRケーブル」、または「キャノンケーブル」と呼ばれるケーブルが使われることが多いですね。

「XLR」という呼び名が一般的です。キャノンというのは、アメリカの「キャノン社」という会社が開発したからです。「宅配便・宅急便」と同じ感じですね。

ちなみに「キャノン」はカメラ屋さんではありません。別会社です。

このケーブル類も数千円~数十万円というピンキリになっています。

ホント素人には差が分かりませんが。。。


なので、素人として、これは絶対に覚えておきましょう!


“ケーブルを踏むな!!”です。

また、マイクと同じようなことですが、歩く時にケーブルをガツガツ踏む人がいます。

本当にやめてください。そして、物をケーブルの上に乗せないでください。

ケーブルはゴムで巻かれているため、多少の衝撃は吸収しますが、ゴムで巻かれているからこそ、どこが断線しているのか分からないんです。そのため、電気信号が来ないとなると、どこが原因なのか探さなければなりません。


大事なことは二度言います。

“ケーブルは踏むな!!”



長くなりそうなので、続きは次の授業で。。。




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